2008/03/12 戸津川隼央氏による講演会「硫黄島からのハガキ」

3月12日午後1時50分より、浜田市在住の戸津川隼央さん(75歳)による「硫黄島からのハガキ」の講演会が本校多目的ホールで開催されました。この講演会は江津青年会議所のご協力によって実現することができました。

戸津川さんのお父様は太平洋戦争で戦史に残る激戦があった硫黄島での戦闘で亡くなられました。 硫黄島に派遣された時、島根県浜田市に残された家族へ愛情あふれる35枚のハガキをおくられました。 ハガキには家族全員が協力して頑張るようにとしたためられ、「子供たちの性格をよく見て、学校の先生とよく相談して将来をきめなさい」。「子供の長所をのばして、しつけに厳しいあまり窮屈に育てるないように」と子供の将来を思いやるやさしい言葉がありました。 戦後戸津川氏は苦しいながらも、お父さんからのハガキを糧にしてお母さん兄弟と家族で助け合って戦後の苦しい時期を乗り越えられてきました。講演では「家族を絆の大切さ」について強く訴えられました。

本日は授業の関係で2年生150名が講演会に参加ましたが、戸津川さんのお話しは生徒の心に強く響いたようで、50分間、熱心にお話しを聞いていました。

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