2011/03/03 第50回全日課程卒業証書授与式を挙行

3月3日午前10時より本校体育館で石見智翠館高等学校卒業証書授与式を挙行いたしました。

江の川高等学校から数えて50回目の卒業式となります。

本年の卒業生は85名(男子52名、女子33名)。江津市より会計管理者小林裕行様、江津市商工会議所会長永井良三様、そして出身中学校の校長先生など36名の来賓の皆様をお迎えして、盛大かつ厳粛な雰囲気の式典を執り行うことができました。

式辞において竹迫繁校長は「85名の3年生の皆さん、本日のご卒業誠におめでとうございます。平成20年4月入学以来、希望に燃え大きな目標を持ち、日々真剣に学業・部活動に取り組み、耐えに耐えた3年の歳月であったことと思われます。」と述べ、「これから皆さんが歩まれるグローバルな世界は、多くの課題・難題が山積し、いずれ誰しも少なからず、幾多の困難に遭遇されることと思われますが、その時こそ、本校で培われた強靭な忍耐力と、粘り強い精神力で克服され、人としての道を歩んでいただきたいと思います。それぞれの限りない未来の夢と目標の実現に向け、努力されることは元より、多少の遠回りをしても、夢の実現に向かい、ひいては、日本国の再建と発展に、更なる精進を重ねられ、寄与されることを切望いたします。」「石見智翠館高校は皆さんの母校です。卒業生として母校を愛し、郷土を愛し、健康に留意され、人生堂々と誇りを持って邁進し、活躍されますことをご祈念申し上げます」と卒業生を激励しました。

また宗近博邦理事長は卒業生の皆さんは「各々の分野で皆、良く頑張りました。希望と不安、ないまぜの入学の時から早三年。喜びや感動の日もあれば、つらい事、苦しい日々もあった事でしょう。それをのりこえ君たちは、今ここに在ります」。日本は「内外共、急激な環境変化の中、従来の仕組み、制度、価値観がくずれ、新しい秩序にむけ模索する時代に入っている。」と述べ、「この様な「変革の時代」、私は君達に三つの言葉を贈りたい。自立。こんな混迷の時代だからこそ、常に自分で物を考えて、しつかりした自身の考えを持つ事、 自己の確立にむけ学ぶ心を持ち続けて欲しい。共生でありますが人、各々生まれ生い立ちが違い、国それぞれ歴史や文化が異なる。その中で違った考え、異なる価値観を認め合い、尊重し合うという事。残念乍ら未だ、世界のどこかで戦火やテロは絶えない。それは武力では解決できない。三上先生の他者を思いやる心こそ大切です。最後に挑戦。ある先達が云いました。世界の人々には三つのタイプがある。先ず「事を起こす人・そして起きていることを見ている人・又、何が起きているのか判らない人」。君たちは、勿論前者であります。いづれにしても、苦境の中にこそチャンスがある。この事を確信し、勇気を以って世界に羽ばたいて欲しい」。「春風を以って人に接し、秋霜を以って自粛せよ(佐藤一斎)」これを以って私の御祝いの言葉とする」とお祝いを述べた。

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