2012/03/08 第51回卒業証書授与式を挙行
3月3日(土)午前10時より本校体育館にて、第51回石見智翠館高等学校卒業証書授与式を挙行いたしました。
校名変更後、第1期生となる本年度の卒業生は、105名(男子59名、女子46名)。
江津市より江津市長田中増次様、島根県議会県議会議員須山隆様、そして出身中学校の校長先生等47名の来賓の皆様をお迎えして、盛大かつ厳粛な雰囲気の式典を執り行うことができました。
式辞において竹迫繁校長は、「105名の卒業生の皆さん、本日の栄えあるご卒業誠におめでとうございます。3年前の平成21年4月10日、この場において入学式を行ったことがついこの間のことのように思い出されます。今一度入学来1年次、2年次、そしてこの最終学年の日々を思い起こしてみてください。苦しいこと、辛いことの連続ではなかったでしょうか。毎日の学習、部活動、親元を離れて初めての寮生活、クラスメートや先生達、先輩や後輩たちとの意見の相違、寝食のみ家庭に帰宅し、時には親との衝突、万事平穏波静か順風満帆な日々でなく、汗と涙、悔しさと挫折、怒りと惨めさ、多くのことにチャレンジし、歯をくいしばり這い上がられてこられた、3年間であったかと思われます。葛藤を繰り返されてきたこの貴重な3年間、多岐多感なこの時期を乗り越えられたそこには、人としての大きな成長があったことは紛れもない事実です。人は長い人生の中でそれぞれに課せられた試練があり、節目節目に乗り越えなければならない高いハードルあると思われます。達成感・成就感、目に映る成長、測りしれない成長、本校教育の校訓である、低い心、温かい心、優しい心、正しい心、四つの心を取り入れた日々の指導は、皆さんがこれから社会に出て粘り強く、生き生きと活躍できる人材への、確かな礎になったのではないでしょうか。」「長い人生プラス思考で明るく、幾多の困難を乗り越えられ、校名変更後一期生、石見智翠館高等学校の卒業生として誇りを持ち、心豊かで幸せな人生を送られますことをご祈念申し上げます。」と卒業生を激励いたしました。
また、宗近博邦理事長は、「君達は本当に良く頑張りました。校長先生のご紹介にあった通り、勉学に、スポーツ、文化のクラブ活動、また社会活動など、すばらしい実績は、全国に“石見智翠館高校ここに在り”、当校の歴史に更に新たな一頁を開いてくれました。どうか胸を張って、誇りを持って次のステージに飛び立って下さい。」と、述べ、2つの言葉を送りました。「一つは、考動力について。二つ目は「The(ザ) Future(フューチャー) is(イズ) now(ナウ)!」という言葉であります。一つ目の考動力とは「行なう行動力」ではなく、考え、そして動く、正に「考動力」であります。この様な変化の時代、従来線上の既定の解答では解決に至らず、問題を見つけ自分の頭で自ら考え、それを自ら行動に移す力―これこそ、これからの時代を「生き抜く力」となるでありましょう。あと一つは「ザ・フューチャー・イズ・ナウ」というアメリカの名言であります。これは、「未来は、向こうから勝手にやってくるものでは、ない!」という意味であります。未来は今日(こんにち)、今、ここに在り!未来は今やっている事のその結果なのだという事であります。」そして、最後に「変革の時代を“力強く”生き抜き、各々の人生を切り開いて欲しい。」とお祝いを述べました。