2016/04/11 平成28年度入学式を挙行いたしました

4月10日(日)、本校体育館にて平成28年度入学式を挙行いたしました。

午前10時、新入生を迎える吹奏楽部の「セレモニアルマーチ」が鳴り響くと、新入生185名(智翠館特別コース16名、文理進学コース90名、スポーツコース79名)が体育館に入場しました。

竹迫校長は式辞において、「夢や目標に到達、達成、近づくために、まず足を一歩踏み出すこと、その一歩とは、一つは、真に学ぶ意欲と向上心です。国公立大学に挑戦される生徒さんは、長丁場の戦いに挑戦するには、学力、気力、体力に加え、最後は精神力の勝負となります。二つには、目指すは全国大会、そして全国制覇です。どの部活動も楽なものはありません。心・技・体の調和のとれた育成、時間も要します。自らの弱い心や怪我の克服、努力に努力を重ね、苦しさや甘えや誘惑に耐えてこそ、花も咲く時が来るのです。三つには、本校校訓に掲げられている四つの心と協調の精神です。校訓の「低い心」とは謙虚さや素直さ、「温かい心」とは親切心や協同、「優しい心」とは情操や礼儀、「正しい心」とは清純さや勇気のことをいい、それぞれ近年欠落しがちな心の教育、道徳、心の根源を表していると思います。社会は必ず集団の場を設けます。学校・地域・集落・職場・友人・家族、それぞれ共生・協同の世界から逸脱する事は出来ません。先に挙げた集団の場には必ず「四つの心」が必要とされます。一歩踏み入れた高校生活、大切なこの三年間を、先に申し上げた三つの事を心に刻み、これからの高校生活が意義ある充実したものとなるよう、一層の自覚と生徒としての責任の履行、精進されます事を切望し、今日よりまず確かな一歩を踏み出してください。」と力強く言葉をかけました。

また、祝辞において岡田理事長は、人生の転機について、青色LEDの開発でノーベル物理学賞を受賞された天野浩名古屋大学教授がこれまで歩んでこられた人生について触れました。「小学生の頃はソフトボール、サッカーに熱中するいわゆるスポーツ少年でした。結果として自分のスポーツの才能に限界を感じましたが、勉強に打ち込んだわけではありませんでした。高校に入って最初の転機が訪れます。これまで数学などにほとんど興味が持てなかったのですが、たまたま数学の先生から「数学は論理的に段階を踏んで考えれば、どんな難しい問題でも解ける」ということを教わりました。一つひとつ挑戦すればできるということです。大学1年では、2度目の転機が訪れます。工学部に入ったのですが、工という字は人と人を繋ぐという意味で、どんなことでも人の役に立つのが勉強の目的であるとわかり、勉強が大好きになりました。人生のスイッチを押すのは皆さん自身です。振り返って良い人生であったと思えるように真剣に考え、歩む。そして色々な分野に興味を持って自分の能力を最大限に発揮できるチャンスを持つということが大切です。未来を担う皆さんにとってこれからの三年間が充実した実り多いものになる事を心から祈念します。」とお祝いの言葉を述べました。

20160410入学式

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