2011/05/06 春季中国地区高等学校野球大会島根県予選「優勝」
こんにちは。野球部です。
いつも応援していただきありがとうございます。
来る4月の29日・30日、5月の4日・5日に行われた県予選。
結果は以下の通りです。
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4月29日 情報科学高校 0-2 本校
4月30日 大社高校 0-7 本校
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5月4日(準決勝) 矢上高校 3-4 本校
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5月5日 (決勝) 開星高校 6-7 本校
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応援にかけつけて下さった皆様、本当にありがとうございました。
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このチームは昨年秋、1回戦負けからスタートし、その日から、
「自分たちの出来ることを当たり前にできるようになろう」
と心に誓い、ここまで来ました。
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今日までのの約半年間、雨が降ろうが、雪が降ろうが、
氷点下になろうが一日も欠かさず朝練をしてきている子も
います(今日もやっていました)。
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とにかく3年生を中心に、皆が本当に練習を重ねました。
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そんな彼らが「やるべきことをやってきた自分」を
信じれるようになり(自信)、
自分たちのやるべきプレーだけに集中できたのかなぁ
と思います。
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話はかわりますが、大社高校さんとの試合の日、
出発前に2年生の惜しくもメンバーに外れた生徒たちに、
見送りを頼みました。
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彼らは本当にメンバー練習のサポートを必死でやってくれました。
みている私でさえ本当に頭が下がります。だからこそ頼みました。
その出発前のバスの中での話です。
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前日の情報科学高校さんとの試合の時、みんな勝ち負けに
こだわりすぎて、自分たちのやるべきプレーに
集中できていませんでした。
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「お前ら勝つことばかりにとらわれていないか?
ここまで練習できたのは誰のおかげだ?」
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3年生の多田君が即答で返してきました。
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「バッティング中・ノック中、ボールを運んでくれたり、
ピッチャーやってくれたり、キャッチャーやってくれたりした人たちです」
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「そうだよな。
その人たちへの恩返しはなんだ?
勝つことじゃないぞ。
一生懸命、どんな時でも気を抜かず、やることだ。
その結果が結果だ。勝ち負けじゃない。
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目の前のプレーを一生懸命やること。
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終わった時に初めて結果を考えよう。
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ずっとサポートしてくれた、みんなの顔を目に焼き付けて
彼らに恥じないプレーをすると心に誓い、出発するぞ」
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このような流れの中で見送りを頂き、出発しようとしたところ。
目を疑いました。
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横の方に、惜しくもメンバーに入れなかった三年生の姿があったのです。
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実は3年生には見送りのことは伝えていなかったのです。
彼らは彼らで必死でメンバーに入る為に練習していました。
本当にその姿は修行僧のようにすら思えました。
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悔しさがあるだろうに、そんな自分を押し殺してまで、
チームの為に見送りをしてくれました。自分のやるべきことを
私が思っている以上に分かっていたのかなぁと。
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私自身、春の大会でこの光景を見るのは初めてでした・・・。
本当に、人間としてすごいなぁと。
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「3年生のメンバーの皆、3年生は自分たちの意志で見送りに来たんだよ。
彼らの気持ち、くまなきゃ男じゃないぞ」
と。
とにかく、結果ではなく監督がいつも言われる
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「準備・確認、そして目の前のプレーに集中」
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これを実践した結果だと思います。
その結果が今回は「優勝」だっとというわけです。
まだまだ、課題はあります。
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今大会を夏へのステップにして、人として、野球人として、
より一層成長する彼らの姿を期待します。