2014/04/10 平成26年度入学式を挙行
4月10日(木)午前10時より本校体育館で新入生198名を迎え、平成26年度入学式を挙行いたしました。
桜の花びらが舞う中、新しい制服に身を包んだ新入生はクラスを確認して、各自の教室に上がって行きました。
吹奏楽部の『セレモニアルマーチ』の曲が体育館に鳴り響くと、新入生は智翠館特別コース(28名)、文理進学コース(88名)、スポーツコース(82名)の順に体育館に入場。新入生の名前が一人ひとり呼ばれると体育館に元気な返事が次々に響いていました。
竹迫校長は式辞において、「3つの事に力を注いで欲しいと思います。一つは『自ら学ぶ学習意欲と向上心』です。今春の卒業生、難関大学や医学の道に進まれた皆さんは、一年時や二年時の半ばまでは、自己の進路を見いだせず、成績も伸び悩んでいましたが、目標高く決定してからは、一心不乱に学業に励まれ、念願成就に至った次第であります。二つは『部活動を通して、努力し耐える事』そして、『目標に向けての挑戦』です。本校では部によって、県大会上位、中国大会、全国大会出場、全国制覇へと目標を定めておられます。しかしいずれの到達も、容易なものではありません。夢と希望を現実なものとし、不可能という文字を可能に変え、仲間と共に目指す大輪は、並大抵なことではないでしょう。しかし、達成の暁に味わう成就感や満足感、それを目指してこそ真の部活動の意義があるのではないでしょうか。三つは「本校の校訓に掲げられている四つの心と協調」の精神です。校訓の低い心とは(謙虚・素直)、温かい心とは(親切・協同)、優しい心とは(情操・礼儀)、正しい心とは(清純・勇気)をいい、それぞれ近年欠落しがちな心の教育、道徳心、心の根源を表しているものと思います。人間は一人で生きて行けるものではありません。社会は必ず集団の場を設けます。学校、地域、職場、友人、家族、共生・協同の世界から逃れる事は出来ません。そこには、先程の四つの心が必ず必要とされます。」と高校生活を意義ある充実したものにするための言葉をかけられました。
また、宗近理事長は祝辞において、「身につけて欲しい事」「この3年間取り組んで欲しい事」について、話をされました。「当校の四つの心の象徴としての挨拶=良い挨拶を身につけて欲しい。良い挨拶とは、相手に対し先ず自分から心を開く事。それが大切な事だと思います。尊敬と理解の念をもって、『心をこめた良い挨拶』は必ず相手の心を開きます。コミュニケーションはここから始まるのです。『世の中には、自分達と違った生き方、考え方をする人が沢山いる』『一人一人がかけがえのない価値観を持っている』『自分もその内の一つにすぎない』と気づくはずです。挨拶は自らの成長のチャンスを拡げ、これからの時代、最も必要とされるコミュニケーション能力として生きる力となるでしょう。もう一つは、自分なりの目標を定めそれに向け、取り組み努力挑戦するする3年間であって欲しい。幕末の教育者吉田松陰は、『志あって、初めて、事は始まる』と言いました。これからの経験を通じて、机上の学問とは別に、人として求められる多くのものを学ぶでしょう。また、それは、将来君達の生きる力となる事を確信いたします。」とお祝いの言葉を述べました。