2010/03/05 卒部式
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こんにちは。野球部です。
いつも応援していただき、本当にありがとうございます。
野球部では、3月2日に三年生の卒部式(いわゆる野球部の卒業式)が行われました。
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三年間頑張った三年生は、それぞれの思いを言葉にしました。
親への感謝、指導者への感謝、後輩への感謝。
ある生徒はこんな言葉を述べました。
「お父さん・お母さん、ここで野球をやらせてくれてありがとう。
本当に辛い時、野球もどうにもならない時、もう辞めたいと思った時もありました。
そんな時、送られてきた荷物の中に入っていたお母さんからの手紙。
「卒業する時にここで野球をやって良かった。、そう思ってくれたらそれでいいよ」
その言葉に励まされ、なんとか乗り越えることが出来ました。
色んなことがあったけど、今こうしてここに立っていられる事。
本当にお父さん、お母さんのお陰です。
お父さん、お母さん、僕は今ここで、胸を張っていえます。
ここで野球をやってよかった・・・。ありがとう・・・。」
様々な思いが涙に変わり、言葉を何度も詰まらせながら、必死で感謝の言葉をのべる
彼らには本当に心を打たれます。
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本当に、様々な苦労や思いがあっただろうと思います。
でも、乗り越えたこと自体が財産です。本当に、おめでとうとエールを送りました。
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また、この三年生は、野球部のためにも色んなことに協力してくれました。
一つは下級生が練習する時間を作ってくれたことです。
野球部が強くなるために、下級生の底上げを提案したところ、
嫌な顔一つせず了承してくれたのです。
そして不必要な伝統をなくしていこうと。
人間的にも、本当に良い人間が揃う三年生。
?お陰で新チームが中国大会まで進み、全国レベルを知ることが出来たのです。
「新生智翠館」の先駆けとなってくれた三年生には、本当に感謝しています。
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もう一つは、最後の夏のメンバー発表の翌日。
惜しくもメンバーに選ばれなかった三年生は相当落ち込んでグランドに
姿を現すのだろうなぁ・・・と思っていました。メンバーに選ばれなかった三年生の
中には朝早くから練習している姿をみたり、夜遅くまで練習していた者もいました。
自分だったら、うまく切り替えられるだろうか・・・。色んな思いが交差しながら、
グランドに出向いたのです。
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しかし、そんな不安をよそに彼らは本当に清清しい顔で、
メンバー練習の手伝いに励んでくれました。ある選手はバッティング投手。
ある選手はバッティングキャッチャーを進んでやってくれました。
ノック中も盛り上げてくれたり、時には叱咤激励をしてくれたり。
そうした日々が、負けるまで続いたのです。
まさに、悔いなし。やることは全てやった。あとは、自分のできることを
精一杯やろう。
「それが人生だろ」
行動をもって、教えてもらいました。
野球はいつかは終わります。でも人格は一生残ります。
彼らの未来は明るいはずです