2011/03/04 硬式野球部卒部式

こんにちは。野球部です。

いつも応援して頂き、ありがとうございます。卒業式を前日に控えた

来る3月2日。本校硬式野球部の卒部式が行われました。

久々に帰ってきた3年生の姿に、昨年までの様々な出来事が

走馬灯のように蘇ります。

それは卒部する3年生も同じの様でそれぞれの卒部生が、

3年間の仲間との思い出、親への感謝の思い、指導者への思い、

後輩たちへの激励などを壇上で述べました。

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卒部生の一人、村松憲人君はこのように3年間の思い出を述べてくれました。

    

「1年生の時は、辛くて辛くてずっと辞めることしか考えていなかった…。

 でも、自分がどんな状態でも、良い時でも悪い時でも、腐ってる時でも

 いつも自分の味方でいてくれて、励ましてくれた親、そして仲間がいました。

 その親の存在と仲間がいたからいまの自分があります。

 本当に僕は生かされてるんだなと心から感謝しました。

   

   また僕の高校野球人生は険しい道でした。特に最後の夏の大会前に

 足首を怪我し、夏の大会も選手としてはプレーできなくなりました。

 本当に心が折れそうになった…。なんでいつも大事なときに・・・・。

 

 でも最後だし、チームの為に身を捧げようと決意した。ノックのボール渡しとか、

 バッティング中は誰よりも声をだし、チームを盛り上げようと「チームの為に」、

 今自分ができることに焦点を当て、それを全うしようと。

 

 それで俺の高校野球を終えよう…。それで十分だ…。

   

   そんな日が続く中、こんな僕に、いつも期待を裏切ってきたこの僕に、

 指導者の方が 「1塁ランナーコーチをやってみないか」と進めてくれたのです…(涙)。

 こんな僕もチームの為に貢献できるならと喜んでやりました。

 最後の夏もそのポジションを与えてもらい、グランドに立てました。

 でも、たとえ僕がグランドに立てなくても、僕は悔いはなかったと思います。

 本当に…。

  

  僕は、ここで野球を通じて、「人の為に奉仕する行為が、自分の人生を充実させる」

 ということを学びました。

 

 後輩のみんなも、人生は人の為にあると思うから、怪我をしても、

 どんなに悪い状態になっても、チームの為にやれるべきことは絶対あるから、

 それを全うしてほしい。それが自分の人生を必ず充実させるから。

 

 ここに来て良かったです。

 

 本当に3年間、ありがとうございました。」

 

 このようなことを述べてくれました。他にも全ての卒部生が普段は言えない

 親への感謝の気持ちを述べていました。

 

 ほとんどの卒部生が寮に入り、規律を守り、共同生活をしてきました。

 本当に大変だっただろうと思いますが、それを乗り越えて今があります。

 成長した自分がそこに立っています。

  

  彼らの、卒業後のますますのご多幸を心から祈って、明日の卒業式で、

 彼らの旅立ちを、この目に焼き付けたいと思った次第であります。

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