2011/03/13 石見智翠館高校 通信課程 最後の卒業式

3月13日本校多目的ホールで平成22年度通信課程卒業式を挙行いたしました。本年度の卒業生は5名。来賓として江津市立青陵中学校佐々木友孝校長、浅野宏明同窓会会長ならびに役員様をお迎えして、午前10時より挙行されました。

竹迫繁校長は式辞で「自宅での学習やレポートの提出、休日のスクーリングの受講、試験の合格から単位習得までの長い道程、今日の日まで本当にコツコツと良く努力された。この今日の喜びの裏には、挫折しそうになった弱い自分、時間との葛藤、すべてを投げ出したくなるような焦燥感、その苦しさを乗り越えられての本日の喜びは、万感心にこみ上げる格別なる喜びがあるものと思う。」「これからが皆さんにとって長い人生の始まりである。誰しも苦しい時はあるでしょう。しかし、誰しも「明けない夜はなく、朝は必ず来ます。」どうか健康には十分留意され、石見智翠館高等学校の卒業生として、誇りを持って、社会の一員として、活躍されます事をご祈念申し上げる」と述べた。

来賓を代表して青陵中学校佐々木先生は「三年間スクーリングに通いレポートを仕上げて卒業を迎えた自分をほめてあげて下さい。」「家族、友人の多くの方が卒業を迎えたあなた方を見ておられます。自分の事のように喜んでいらっしゃいます。回りの方への感謝の気持ちを忘れないで欲しい。」「大リーグで活躍するイチロウ選手は努力の人である。努力が苦にならない、努力の量をこなす、また努力に飽きない人である。一つのことを達成するにはそのことは大切なことである。好きなことに出会うということが大事である。また好きなことに出会うにはチャレンジすることが大切である。一歩前に出ることが重要である。前に進めば道は開けてくる。苦しいときに一歩前に進むことが大切です」と通信制卒業生に、はなむけのお言葉をいただきました。

卒業生代表として森脇真也さんは「3年間スクーリングとレポートの提出期限に悩みながら卒業というすばらしい日を迎えることが出来た。通信制という自由な面が多い中、実際は苦労をしながらやってきた。途中であきらめることは簡単だが、通信制でなければ経験できなかったことがたくさんあった。私たちは本日からそれぞれの道を歩み始めます。本校通信制卒業生として胸を張って人生を歩んでいきたいと思います」と挨拶をした。

保護者を代表として湯浅美佐子さんが挨拶をされ「これまで三年間卒業にむかって努力して来ました。今後はそれぞれの人生の目標に向かって努力してもらいたい。あきらめずに、少しづつ頑張って下さい」とご自身が学ばれている手話を交えて挨拶をされました。

平成8年に通信課程を開校して15年間、442名の卒業生を輩出してきましたが、このたびが通信課程最後の卒業生となりました。

(この記事の投稿者: )