2011/04/16 教育育成会による「新入寮生激励会」が行われました

4月16日(土)午前9時半より、石見智翠館高等学校教育育成会(会長野村修平氏)が主催する「新入寮生激励会」が本校多目的ホールで開催された。教育育成会は本校と取引のある商店・業者の団体。毎年この時期、寮生活をおくるため江津市の住民となった1年生を激励するために開催していただいている。今年の新入寮生は70名。

教育育成会会長の野村修平氏は「目的を持った高校生活3年間を過ごしてもらいたい。お互い助け合い、励まし合って、思いやる気持ちが大切である。智翠館の卒業生は立派に社会で活躍している。また3年間過ごすこの江津市を第二の故郷として思っていただきたい。挨拶は人間関係を作るきっかけであり、人間関係を深めるきっかけでもある。智翠館の伝統である良い挨拶を身につけてもらいたい」。

来賓でご出席いただいた田中増次江津市長は「智翠館生は3年間の寮生活で、見違えるような成長を遂げる。態度、目の輝きなど一年生の時とは全く違う青年に成長する。親元を離れて生活して努力した者の人間力、生命力感じてします。親元を離れることで親のありがたを感じるのではないか。高校生になった皆さんは小さな大人、人格者です。江津市民として行動して欲しい。勉強にスポーツに、この学校で自分の志を遂げるためにアグレッシブに目標に向かっていただきたい。昨日NHKの7時のニュースの中で、今年創部された女子ラグビーの選手のみなさんが、東北大震災にあわれた方々にラグビーの格言である「一人はみんなのために。みんなは一人のために」の言葉を使って「一緒にがんばりましょう!」とエールを送っていた。江津市長としてこれほどうれしいことはない。新入寮生の皆さん、頑張ってください。」と挨拶をいただいた。

多久和明男江津警察署長は「3月に赴任して来たとき智翠館高校は文武両道の素晴らしい学校だと聞いた。親元を離れて高校生活を送る皆さんはご苦労があると思う。46年前警察学校に入校して、学校の厳しい寮生活をおくりました。当時の寮生活にはすばらしい体験として思いおこす。皆さんも楽しんで仲間と寮生活をおくっていただきたい。現在は規範意識が少し薄くなったといわれます。日常生活、身近なインターネット世界でも、甘い誘惑があるかもしれない。しかしみなさん一人ひとりの規範意識は皆さんの一人ひとりの人間の品格でもあります。智翠館高校は挨拶のできる学校とよく耳にする。またボランティアで美化運動にも積極的に取り組んでいる。学校生活を通じて社会のルールを守り、交通ルールを守りながら充実した高校生活を送っていただきたい。」と述べられた。

江津市議会河野正行副議長は「江津市議会を代表して激励の挨拶をさせていただく。私が35年前、大学に進学したとき、親元を離れて初めての夜、心細くて涙が流れたことを憶えている。皆さんは智翠館高校に入学して3年間高校生活をおくるのですが、この会の教育育成会員の皆様、今日おいでの江津市長、私たち江津市議会がしっかりとバックアップしますので、ここでの3年間の生活、しかりと努力して下さい。」と激励の言葉をいただいた。

続いて二上忠幸江津商工会議所専務理事から激励をいただき「歴史と伝統ある石見智翠館高校ご入学おめでとうございます。高校生活3年間を勉強・部活動に頑張ってもらいたい。高校生活3年間の間、海、川、山など自然豊かな江津のいろいろな所を見て回り、江津市民と語り合い、この江津を第二の古里として感じていただけるようになっていただきたい。皆さんの3年間のご活躍をきたいしています。」と述べられた。

「新入寮生激励会」を開催していただいた御礼を本田晋太朗君(大阪府岬町立岬中出身、ラグビー部)が代表して御礼を述べ、「3年間向上心を忘れずに智翠館高生として誇り高く、みんなで助け合い、高校生活を頑張っていきたい。ご指導をお願いします」と挨拶した。

アトラクションとして、石見地方の郷土芸能である「石見神楽」が上演。ほとんどの生徒は、石見神楽を見るのが初めてで、勇壮な演舞にくぎ付けで興味深そうに観賞していた。その後クラス単位で集合写真の撮影が行われた。撮影後に教育育成会が準備して下さったお菓子とジューズの詰め合わせが、寮生一人ひとりに手渡されました。本年の新入寮生歓迎会は午前11時半に終了しました。ありがとうございました。

 

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