2012/04/10 平成24年度入学式を行ないました
4月10日(火)午前10時より本校体育館で新入生177名を迎え、平成24年度入学式を行いました。
満開の桜の下、真新しい制服に身をつつんだ新入生は保護者と一緒に受付を済ませ、各自の教室に上がって行きました。吹奏楽部の『王様のレストラン』の曲が体育館に鳴り響くと、新入生は智翠館特別コース(36名)、文理進学コース(80名)、スポーツコース(61名)の順に体育館に入場しました。
竹迫校長は、新入生への言葉の中で、3年間で取り組んでいただきたいことを3つ話しました。「一つは、どこでも誰とでも、すぐに仲間や友人となれるようなコミュニケーション能力や、共生力、人の傷み、喜びや感動に素直に共鳴できる感性の研磨、すなわち人間力を高めていただきたいことです。二つには、体系化した知識に、応用力や体験を加味した知恵を育んでいただきたいことです。その為には、基礎学力をしっかり習得して頂きたいと思います。自然界の樹木も、幹の成長には、根をしっかりと育てることが大切なことです。三つには、夢への挑戦と実現です。人間にはしたい事、できる事、すべき事の3つしかありません。皆さんが目標に掲げている勉学、スポーツ、文化、芸術、それぞれに志を立てた道を、途中で投げ出すことなく、この若い順応性のある世代だからこそ出来る、無限の可能性に果敢に挑戦し、真摯に取り組んでいただきたいという事です。以上申し上げました三つの事を、しっかり心に刻まれ、明日からの高校生活、意義あるものとなりますよう、自覚と自らの責務を果たされ、日々精進されますことを切望いたします。」
宗近博邦理事長は、東日本大震災に触れ「絆は『他を深く思いやる心』とするなら生きる上での勇気や希望を生み出す大きな力となる事を、人々は心に刻んだのだと思います。 私達はこの災禍を希望ある未来―日本再生の転機とせねばなりません。」「皆さんが選んだこの智翠館は『心』を大切とする学校であります。創設者の三上アイ先生は教育の理想は『人に大切な心、その心を育てる事にあり』、建学の『四つの心』を一世紀変わらぬ教育理念として来ました。その真髄は『他にやさしく、他を思いやる心』であります。」「次代を担う君達 東日本を思い一日一日今を大切に!限りあるこの3年間、多くの事を経験し、多くの事を学んで下さい。」と、祝辞を述べました。