2012/05/28 男女ラグビー部 伝統行事『花田植え』に参加
5月27日(日)に江津市川平町で開催された「第19回川平町花田植え」のお祭りに、本校男子ラグビー部15名と女子ラグビー部9名が参加しました。男子ラグビー部は花田植えの囃子方として10名が大太鼓、5名が小太鼓を演奏しました。男子ラグビー部は先週3回2時間づつ、学校が終わってから川平公民館に出かけて、花田植え保存会の皆様から特訓を受けて後の演奏でした。女子ラグビー部は絣の着物を着て稲苗を植えました。
男女ラグビー部は午前9時に川平公民館に到着。男女分かれて着替えが始まります。男子は浴衣に帯を結び、水色と黄色の襷(たすき)をかけます。花笠を被り、顔を隠すように赤い襷で装飾するのですが、帯にしても襷にしても独特の結び方があって、生徒一人一人に次々と保存会の方々が手際よく整えていただきました。女子も同様に別室で着付けをしていただきました。黄色い絣の着物の用意していただき、手甲と脚絆をつけ、足袋を履き、早乙女姿に変身していました。
お祭りは、午後10時開始。川平公民から花田植えの会場まで約800メートルを、太鼓隊が道中囃子を打ち鳴らしながら、張り子の牛を先頭に梵天(司祭)さん、小太鼓、太鼓隊、早乙女が練り歩きます。会場に着くと、張り子の牛による代かきの後、田の神様を迎える『三拝おろし』が始まり、練習を積んできた太鼓囃子が始まりました。1回の演奏は約18分。本校太鼓隊は保存会の皆様と同様に複雑なばち捌きも決まり、堂々とした演奏を行って、観客の皆様から拍手喝采をいただきました。小太鼓は謡いの方と離れて演奏。途中強風が吹いたため音が流れて、拍子の取り方に大変苦労をしていましたが、保存会の皆様には合格点をいただきました。
次の田主三拝が行われた後、早乙女が水が張られた田んぼに入り、田植えが始まります。大太鼓は早乙女の後ろ側の田圃に入り田植え囃子を演奏。小太鼓隊は畦道に立ち、謡いと一緒に太鼓をたたきました。
早乙女に扮した女子ラグビー部は全員が田植えは初めて。足を取られそうになる田んぼの中を移動し苗を小分けにしながら植えていました。田植えは約1時間。当日は夏の様な天候で、女子生徒は「田んぼの中はひんやりして気持ちよかった。とてもいい経験ができた。」と感想を述べていました。
この度、男女ラグビー部が川平町の伝統行事「花田植え」に参加したことを、花田植え保存会の皆様地元の皆様に大変喜んでいただき、感謝の言葉をいただきました。本校生徒は、地元の皆様と長時間ご一緒させていただき、川平地区伝わる伝統文化を体験して、その継承にちょっとお手伝いできました。貴重な体験を積むことができたのではないかと思います。本当にお世話になりありがとうございました。